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2024.12.02
保護者さま向け
Gyebale ko (ジェバレ コ)
2024年、小学生を対象とした秋季特別プログラム「How We Are Connected」~ A World Connected by One Pencil. ~ では、「トンボ鉛筆(ゴム付き鉛筆2558)」を教材としてプログラムを行いました。
「1本の鉛筆がつなぐ世界」をテーマとし、子どもたちがトンボ鉛筆を手にするまでに関わる数えきれないほどの職業から多様な人々を通して、異なる国や文化、宗教、言語などを持つ人たちが、一本の鉛筆を通じて複雑な世界の中でもつながり合っていることを子どもたちが見つけていくプログラムです。英語という言葉の先を「感じて・考えて・つなげる」ことができるよう英語の枠を超えたプログラムを行いました!
異学年でグループを作り、鉛筆の素材や、1本の鉛筆を手にするまでに関わる職業や役割を考えていきました。
(一部抜選)
●What jobs are necessary to bring this pencil to everyone? (この鉛筆がみんなのところへやってくるまでに、どんな仕事が必要かな?)
「木を切る仕事!」「郵便屋さん!」「鉛筆を運ぶトラックの運転手さん。」など意見が出ました。その後、職業カード(約40種類)を使い、必要な仕事(necessary)と必要ではない仕事(unnecessary)を二分していきます。
「Carpenter(大工)は必要だよ。」「Cashier(会計係)もいるよね。」「Cook(料理人)は必要ないよ。」「Tailor(仕立て屋)は鉛筆には関係ないよね。」という回答がありました。そこから更にヒントとなるお話や動画を視聴し考え直していきます。
●Let’s think about it again. (もう一度考えてみましょう)
「電気が無ければ機械を動かせないんだ。(Electrician)」「鉛筆だけじゃなくて働く人たちを乗せる電車やバスの運転手だって必要じゃない?(Train conductor, Bus driver)」「何か問題があったら解決する人が必要になる。(Police officer, Lawyer, Judge)」「あ!お腹がすいたら仕事はできないかも。(Famer, Cook, Server)」
どのグループも、必要となる職業カードは最初は5枚~10枚でしたが、20枚、30枚と増えていきました。残ったカードは、どのグループも Musician(音楽家)や Player(プレイヤー)、またArtist(芸術家)やClown(道化役者)などが残りました。
●What do these jobs have in common with each other? (これらの職業に共通することは何でしょう?)
「人を楽しませる仕事!」「リラックスの為には必要なんだ!」「楽しみが無いと仕事も頑張れないかもしれないね。」と、子どもたちは辿り着き最終的にはすべての職業カードが必要になりました。
ある女の子が「ある職業をバカにしてたんだけど、必要だってわかってよかった。」とこっそり言いに来ました。他には、「必要ない仕事はなかったんだ!!」と頭を抱えて楽しむ様子や「1つの職業でも他の職業が無いとできないんだと思った。」「こんなに多くの人や国が関わっているから鉛筆1本も大切にしないといけないと思った。」また、低学年の子どもたちからは「考えるのが楽しかった!」といった声が聴こえてきました。
最後に、自分が将来なりたい仕事、または興味のある仕事が、仕事と仕事(人と人)がどのようにつながっているかなどを発表し、心に残ったこと(面白いこと・気付いたこと・知ったこと・わからないこと・知りたいことなど)についての子どもたちが探究したことや、それぞれが必要としあって生きているという考えは、エンジョイキッズたちにとってあらゆる仕事の必要性(分業の大切さ)を通して、社会とどうつながっていくのか、またつながる責任を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
最後に、トンボ鉛筆様へ、歴史あるトンボ鉛筆をプログラム教材としての活用にご承諾いただけましたこと、更には「トンボ鉛筆 2558」をご協賛いただきましたことに深く御礼申し上げます。
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