カテゴリーで探す
2026.02.16
保護者さま向け
Grüezi mitenand (グリュエッツィ ミッテナン)
2025年、小中学生を対象とした秋季特別プログラム「How Are We Spending Our Time」~ The World as Seen Through a Clock ~ では、「シチズン時計株式会社 〈Q&Q ウォッチ・V06A-017VK〉」を教材としてプログラムを行いました。

「時計からみえる世界」をテーマとし、異文化における「時間」の捉え方や考え方について触れながら、一つの国の中でも、そして個人によっても価値観が異なることを学びました。モノクロニック文化とポリクロニック文化が交わるときに生まれる問いを子どもたちと一緒に考え、「どちらの文化も人を大切にしている」という共通点を見いだすプログラムとなりました。英語という言葉の先を「感じて・考えて・つなげる」ことができるよう英語の枠を超えたプログラムを行いました!
「時間とは何か」「時間の感じ方はどう違うのか」「人と人は時間を通してどうつながれるのか」を子どもたちと一緒に考えていきました。
(一部抜選)
「時間とは何か」
●What does time do? (時間はどのような役割がある?)
「時間のおかげで給食が食べられる。時間に合わせて給食を作ってくれる人がいるから。」「私はママに起こしてもらうけどママは携帯のアラームで起きてるから、時計がないと起きられないかも!」「絶対必要なもので、遅れたりしないようにするため。」「時間がわからないと計画ができない…」「制限時間。」「時間が分からないと働きすぎちゃうかもしれない。」「何かを決めるための基準になる。」「時間は後戻りできないから大切。」「原始人は太陽を見ていたけど、大変だから『時間』を作ったんじゃない?」「もし時計がなかったら太陽を見ていたのかな?」など身近な生活から社会のしくみまで、幅広い視点が出てきました。

「時間の感じ方はどう違うのか」
●What makes something early or late? (早い、遅いは何を基準としているかな?)
■Q1:Your mom or dad comes 10 minutes after the promised time to pick you up. (normal / early / late)
Early「友達と一緒なら早く感じるかもしれない。」「ゲームをしていたら早く感じる。」
Late「 時間は時間だから、楽しいときでも時間どおりがいい。」「一人ならイヤ。遅い!」「だってママはいつも早くしてって言う。」
Normal 「僕のパパはのんびりさんだからお迎えが遅くなっても気にならないよ!」「時間は無限にあるよ。」
発表することで、個人間、またそのときの状況によっても感じ方が異なることに気が付きました。
また、モノクロニック文化やポリクロニック文化を知り、「時間通りに動く文化」と「時間は大体の基準と捉える文化」などの背景に触れました。また日本という国の中でも東京と沖縄では異なるようです。沖縄出身の先生は「待ち合わせ時間になったら支度を始めます。お風呂に入ったり。待ち合わせ場所に着くのは1時間後で、待ち合わせをしたお友達もその時間くらいに来ます。」と教えてくれました。他の先生からは、「僕はポリクロニック文化の人と会うことがあったよ。彼が来たのは待ち合わせ時間から2時間後でした。待ち合わせ時間が目安として共有されていました。」と、子どもたちも驚いた様子。また、モノクロニックな文化ではイベントが始まるときにはみんなが集合していて開始できるけど、ポリクロニックな文化では、人が集まってきたときが開始の合図です。
さて、異なる文化の共通点はなんだろう?
「誰かのこと、自分のことを考えてる。」「どちらも違う方法で人を大切にしている。」「見える相手、見えない相手への違いがあるけど、大切に思う気持ちは同じ。」という両方の側面から立ってみることができました。

「人と人は時間を通してどうつながれるのか」
● How can we have a good time together? (お互いによい時間を過ごすためにどうすれば良いと思う?)
■Q3:You planned to play at 3:00. Your friend came at 3:45. How do you both feel?
「コミュニケーションをもっと取るようにすればいいんじゃない?」「相手に合わせて大体で行動してみる。」「自分の気持ちを伝えて話し合ってみる。」「お互いの違いを相談してから約束してみるとか?」「まあいっか!で気にしない。」「待ち時間を工夫してみる。」「遊んだら忘れちゃうよ!」「お菓子を食べて待ちながら、お友達がきたら一緒にお菓子を食べればいいんだよ。」エンジョイキッズにとって、答えは何通りもあるようです。
<子どもたちが時計から見出したもの>
数名のエンジョイキッズが時計を観察しながら「長い針がモノクロニックで、短い針がポリクロニックなんじゃないかな。」と教えてくれました。時計の文字盤は英語で「Face (顔)」、針は「Hand(手)」と表現されます。針は、すれ違っている時間は長いですが、重なるときが来ます。
「重なるとき手と手がつながるみたいだね。」「本当だ!」と、子どもたち自ら、時間は分断ではなく、出会いやつながりを時計そのものに見出した素晴らしいプログラムとなりました。
時計を通して、個人や状況の違いによっても時間の感じ方が異なることに触れました。また、自分を取り巻く環境や異なる文化について主体的に知ろうとする姿や、心に残ったこと(面白いこと・気付いたこと・知ったこと・わからないこと・もっと知りたいことなど)を手がかりに、探究する様子が見られました。時間の捉え方は異なっていても、人(自己・相手)を尊重する心は共通しているという考えは、エンジョイキッズにとって多様な時間の捉え方を通して、異なる文化や価値観の人とどうつながっていくのかを考えるきっかけになったのではないでしょうか。

最後に、シチズン時計株式会社様へ、歴史ある Q&Q の時計をプログラム教材としての活用にご承諾いただけましたこと、更には「Q&Q ウォッチ・V06A-017VK」をひとり一本ご協賛いただきましたことに深く御礼申し上げます。
※画像、文章の転載、複製、改変等は禁止します。


iEnjoyこども英会話へのお問い合わせは、
お問い合わせフォームをご利用ください。
お問い合わせ